SWIFTによれば、8月に人民元で決済が行われた貿易件数は前年同期比で50%、前月比で20%増え、単月として初めて100万件の大台を突破した。
中国人民大学経済学部の李義平・教授は、「ここ数年にわたって人民元による決済は拡大を続け、人民元がすでに世界貿易でもっともよく利用される決済通貨の一つになっている」と指摘。また、8月の人民元決済額が大きく増加した要因として、「中国人民銀行(中央銀行)が人民元基準値の設定メカニズムを調整し、為替レートの決定に市場の役割を強めることも影響した可能性がある」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月8日