海外の民間組織、中国の貧困撲滅分野で新たな役割を発揮

海外の民間組織、中国の貧困撲滅分野で新たな役割を発揮。

タグ: 貧困撲滅 

発信時間: 2015-10-15 14:09:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国政府は1990年代から、外資導入による貧困扶助事業を開始し、世界銀行や国連開発計画などの国際組織や英国・日本・香港などの国・地域の海外民間組織と貧困減少プロジェクトでの協力を相次いで展開し、際立った成果を上げてきた。これらの国際組織や海外の民間組織は20年余りにわたって、貧困扶助のための資金を調達する重要な役割を演じ、中国の政府や社会など多くの関係者との協力を通じて、国際的な資金を中国の貧困減少事業推進へと効果的に活用してきた。これらの機構は同時に、コミュニティー参加や小口融資、ジェンダー、貧困モニタリングなど、国際社会で行き渡っている貧困扶助の理念と方法を中国にもたらした。また中国の貧困減少プロセスの進展に伴い、家庭内暴力の撲滅やエイズ対策などの新たな貧困扶助分野が切り開かれ、広い意味での貧困扶助の理念に対する社会各界の理解が進んだ。

社会的な力の一環として、国際組織と海外の民間組織は、国際社会で蓄積された貧困減少の経験の導入、例えば貧困層の社会保障体系の確立と整備、各種のリスク(自然災害、極端気候、市場リスク、疾病等)に対処する貧困層の能力の増強、農村の貧困扶助や助け合いへの社会の参加などの面で、自らの強みと長所を今後も発揮し、中国の貧困減少という目標の実現と小康社会(ゆとりのある社会)の全面的な建設を後押しすることが期待されている。

「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略にせよ、中国の「走出去」(海外進出)戦略にせよ、共同発展の促進と共同繁栄の実現という協力・ウィンウィンの道の模索の一環である。習近平主席は最近、国連設立70周年の一連のサミットに出席した際、中国による発展途上国向けの100件の貧困減少プロジェクトと100件の農業プロジェクトの提供、発展途上国の女性に対する能力養成の提供など、世界の貧困減少事業を促進する多くの重大措置の打ち出しを発表した。理解や信頼の向上と全方位的な交流の強化をねらいとしたこの平和的・友好的な措置と合わせて必要になるのは、中国本土の知識と立場を持ち、国際発展の視野を理解した中国の民間組織が育ち、大国としての責任を果たす政府を国際舞台で助けることである。これらの中国の民間の力が「海外進出」する過程においては、国際組織と海外の民間組織は間違いなく、交流・学習の促進や協力プラットフォームの構築、連携のルートの提供などで積極的な役割を発揮することになる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月15日

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