担当者によると、「三証合一」の登記制度改革は、部門、許可証、段階が複数にまたがる煩雑な管理モデルを改めることで、政府行政の効率を上げるものであり、社会運行効率を上げ、中国の経済発展のポテンシャルをさらに上げていくものだと説明する。
困難だった制度改革がついに実現
中国労働学会の副会長で報酬専業委員会の会長である蘇海南氏は取材に対し、「三証合一」は市場にさらなる迅速なサービスをもたらすものであるとした上で、「業界で常に求められてきた改革であり、市場経済が発展する国家ではオーソドックスなものだった」と述べ、「特に情報化社会ではさらに簡略化すべきものだった」との見方を示す。
以前と比較すればかつての問題点が良く分かる。福建省調査総隊の調査によると、改革前、申請者は工商、品質管理、国税、地方税、公安の5部門に対し、5セット35枚の書類を提出する必要があった。手続き完了までに少なくとも10営業日がかかり、往復10回以上通ってやっと営業許可証を取得することができた。
改革後は1セット12枚の書類を提出するだけでよく、速い場合は1日で完了する。83.3%の企業が「三証合一」の手続き過程が十分に便利だと答え、90%の企業がこの改革に非常に満足し、10%が基本的に満足している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月15日