易綱副総裁は、全体的に見て、中国経済は当面の間、中高速の成長を維持する見込みだとし、GDP成長率は7%前後または6%台を確保できると自信を示した。この判断の根拠として、2つの極めて重要な内的成長エンジンの存在を挙げた。
第1のエンジンは、新型の都市化。中国の都市化率は人口全体の55%前後で、戸籍人口で見ればさらに低い比率となる。1年1%のスピードで都市化が進むとすれば、55%から70%になるには10年以上かかり、これが中国経済に新たな成長エンジンをもたらす。
第2の非常に強力な成長エンジンは、改革開放、権限委譲と簡素化。生産力の解放と向上につながり、社会と経済全体の生産効率を大きく向上させることになる。
上記の2点からみて、今後の中国の経済成長は確実だと強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月25日