資本市場が中国経済の「新常態」をリードする重要な「見えざる手」となり、「創業創新」の広大なプラットフォームとなっている。中国経済の改革とモデル転換には、さらに大規模で効率の高い資本市場が必要とされている。
「十二五(第12次5カ年計画、2011~15年)」を振り返ると、資本市場の制度改革は、効率向上とリスクコントロールの均衡を図ってきた。多層的な資本市場構築については、トップダウンデザイン、制度構築、基本制度の市場化改革などで大きな成果が上がった。金融イノベーションはピーク期に入り、市場制度整備には新たな進展があった。多層的な資本市場構築については重心が引き続きシフトダウンし、基本制度は市場での自然淘汰とイノベーションが推進された。