また、B2C(企業対消費者間取引)が市場全体に占める割合は現在の50%から、20年には70%に拡大すると予想。EC業者はブランドに対する影響力が増し、市場支配力も向上。一方、消費者は選択肢が増えるなか、より質の高い商品とサービスを選ぶ傾向が強い。消費者が高い満足度を得られる垂直統合型で独立系ブランド通販サイトは、総合通販サイトの地位を揺るがし始めている。
ネット通販で買い物する消費者が、品質の高いブランドや製品を求める意識も高まりつつある。リポートによると、一昔前までは価格が重要視されていたが、こうした傾向に顕著な変化が見られている。14年に実施したアンケート調査では、「ネット通販で商品を選ぶ際に品質を考慮する」と答えた消費者は48%に上った。この割合は「価格」を超え、もっとも重要な判断要素となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月13日