事務所内に座り、ボタンを押すだけで、車庫で眠っていた地下鉄車両が自動的に目を覚ます。車両内のセンサーが目を凝らし、状況を把握しリアルタイムで報告する。サーモセンサーが寒さを感じ、自動的に暖房を入れる――。このような全自動運転システムが、将来的に北京の6本の地下鉄で採用される。燕房線では早ければ2017年に、この新システムが導入される予定だ。建設中の燕房線の他に、年末に竣工する3・12・17・19号線および新空港線も全自動運行システムを採用し、無人運転を実現することになる。北京日報が伝えた。
北京市軌道交通建設管理有限公司の関係者は、「列車・信号・通信は地下鉄路線の最も重要な技術で、すべて中国が独自に開発している。国産化率は100%に達する。1両目はすでに試験のため北京に送られている」と話した。