▽ノービザ措置などで市場が拡大
報告書は、「国が相次いで打ち出した出国時税還付政策と72時間以内滞在のトランジットビザ(通過ビザ)免除政策により、外国人観光客の中国国内における消費が刺激された」と指摘、これは観光便利化に役立つばかりでなく、観光商品の革新を後押しし、インバウンド・アウトバウンド観光の双方向消費を促し、消費の呼び戻しにつながるとしている。現在までに、北京・上海・西安・ 厦門(アモイ)・武漢など15の都市で72時間以内滞在のトランジットビザ免除政策が実施されている。
▽「1ベルト、1ロード」が新たなチャンスに
「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国家戦略は中国のインバウンド観光に新たなチャンスをもたらす。報告書は、「1ベルト、1ロード」戦略は沿線国家からの中国旅行を促すほか、各地域の特色ある観光商品を統一的に計画し、地域内の観光協力を推進するのに役立つ。また中国と周辺国家の辺境観光の増加に役立つと指摘している。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月18日