トルコのアンタルヤで開催されていたG20(20カ国・地域グループ)サミットが16日、閉幕した。閉幕後に発表された首脳宣言は、成長戦略の適時、かつ効果的な実施が最優先任務だとした。中国国際放送局日本語版が伝えた。
成長戦略には需要へのサポートや構造改革、成長力と潜在力の強化、雇用拡大などの内容が含まれている。
宣言は「一部の主な経済体の勢いは良好だが、世界経済の成長はまだ不均衡で、引き続き予想を下回っている。国際金融市場にも多くのリスクや不確定な要素が残っている」と指摘している。そのうえで、「G20は穏健なマクロ政策を継続し、連携を強化し、世界金融のセーフティネットをつくっていく」と強調した。さらに、包容力のある成長を確保し、雇用を拡大させ、労働市場から取り残される若者の割合を2025年までに15%削減するとの目標を打ち出した。
「人民網日本語版] 2015年11月18日