サービスロボットは産業用ロボットより遅れ、90年代になり登場し、新たな市場を切り開いた。Baroncelli会長は、「世界でサービスロボットを製造するメーカーは200社に達し、家事ロボットと特殊用途ロボットに分かれる。そのうち特殊用途ロボットは、医療用ロボット、障害者支援ロボット、および警備・清掃・水中などのロボットに分かれる」と説明した。
産業用ロボットと比べ、中国ではサービスロボットの応用例が少ない。北京理工大学教授の高駿暁氏は、「技術的に見ると、サービスロボットと産業用ロボットの差は大きくないが、後者は用途が比較的はっきりしており、高額でも受け入れやすい。一方でサービスロボットの作業は複雑で、特に万能型ロボットの場合は割高となり、多くの家庭では受け入れられない」と指摘した。
高氏は、「サービスロボットの発展の将来性が高いことは間違いない。ただ、経済的な許容範囲や技術の進歩を考えると、サービスロボットの発展と普及にはまだ時間がかかる」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月25日