中国国家統計局と中国物流購買連合会は1日、11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)と非製造業PMIを発表した。
11月の製造業PMIは49.6と、4カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回り、2012年9月以降でもっとも低い水準となった。
製造業PMIが小幅に低下したことについて、中国物流情報センターの専門家・陳中涛氏は、従来型製造業や、エネルギー消費の高い製造業が下落幅を拡大したことが影響したと分析。「総じてみれば、製造業が安定的に推移している傾向に変わりはない。複数の分野で回復が続いており、消費財、ハイテク産業は活気を呈している。こうした状況は製造業の構造転換が進んでいることを反映している。イノベーションと消費がけん引役となり、経済の安定成長、経済成長の質の向上に対する寄与度が引き続き増している」と指摘した。