地球温暖化対策の2020年以降の新しい指針「パリ協定」が、「気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」で採択された。東京経済大学は同会議直後の12月19日、中国駐日本大使館と日本環境省の協力で、国際シンポジウム「環境とエネルギーの未来」を東京・国連大学で開催した。基調講演に続いて、同大学の学生が問題提起をし、日本と中国の専門家や行政の当事者によるディスカッションを通じて、温暖化ガス削減の方向性や新エネルギー開発の行方を探った。次世代の担い手である学生、先達である日中両国の産業界、官界、学界の論者が率直かつ熱のこもった意見交換をし、地球規模の様々な立場で環境とエネルギー問題の解決に手を携えていくことの重要性を確認した。