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japanese.china.org.cn | 23. 12. 2015

中日で明日の環境とエネルギーをつなぐ議論 ―—国際シンポジウム「環境とエネルギーの未来」

タグ: 環境とエネルギーの未来

 



 

セッション1「地球温暖化とグローバルな取り組み」ディスカッション

ディスカッションは南川秀樹東京経済大学客員教授(元日本環境事務次官)が司会。議論に先立ち南川ゼミの学生たちが、これまでの地球温暖化対策のグローバルな取り組みを報告した。 竹本和彦国連大学サステイナビリティ高等研究所長は、COP21の交渉の状況について「温暖化の影響を強く受ける島嶼国、最貧国、そして欧米も含めた大連合が合意を導く原動力のひとつになった。米国と中国という排出量の大きな二大国がハイレベルかつ密接な協力をし、合意に向けて臨んだことも大きな要因となった」と説明し、「パリ協定では長い懸案だったすべての国の参画の枠組みができたが、各国の削減目標を集めても気温上昇を2度未満にするには難しいとの分析結果も出ている。各国の削減約束は定期的なレビューが不可欠である」と述べた。 中国大使館公使参事官の明暁東氏は、「COP21で気候変動に対応する新たな枠組みができた正にこの時期、シンポジウムが開催され意義深い。習近平国家主席はCOP21の開幕式に出席し、中国の気候変動に関する考えを国際社会に向けて説明した。コンセンサス作りに中国は重要な役割を果たした。中国の気候変動対応の自主貢献に、2030年までの中国の自主行動目標を明記し、2030年をめどに二酸化炭素排出量をピークアウトするよう努める」と力説した。

 

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