セッション1「地球温暖化とグローバルな取り組み」基調講演
丹羽宇一郎日中友好協会会長・前中国大使は基調講演し、「日本と中国の各地で大学生とQ&Aをしている。日中双方の学生が共にエネルギーや環境より就活のこと即ち目の前のことに関心が高い傾向にある中、きょうの学生たちの姿に感動した」と讃え、「地球の人口は増えるなか地球温暖化によって環境が激変し食糧生産が追いつかない。開拓などによる生態系破壊、農地の減少、太洋汚染で魚や生産物が採れなくなってくる。世界的な水不足により水をめぐる紛争も起きている。世界が大きな岐路に立っている時、自分の国だけが生き延びることを考えてはいけない。自由と平和が必要で、あらゆる国と仲良く、話し合い、助け合いの協定を結ぶことだ。技術、教育力、人間の質を高め安定した安全な日本に近づけることが大切だ」と強調した