中国国家観光局は23日、2015年の中国観光業10大ニュースを発表した。ニュースはいずれも今年、国内外のメディアに報道され、中国観光業の改革・発展を大きく後押しし、代表性が強く社会の注目を集めた出来事だ。10大ニュースは以下の通り。
1、習近平国家主席が中国全土の「トイレ革命」推進を指示
「中国観光515戦略」の重要措置となる「トイレ革命」が、都市・農村公共サービスの2015年の観光インフラ・文明・民生プロジェクトとして進められた。2015年からの3年間に、中国全土で5万7000カ所のトイレを新築・改築する。
2、観光業のGDP貢献率が10%超える、就業者数も全体の10%に
2015年、中国国内旅行者数は延べ40億人超、観光収入は4兆元超、海外旅行者数は延べ1億2000万人に上り、国内旅行者数、海外旅行者数、国内旅行消費額、海外旅行消費額はいずれも世界トップとなった。世界旅行ツーリズム協会(WTTC)によると、中国観光業の国内総生産(GDP)に対する貢献度は10.1%に達し、教育、銀行、自動車産業を上回る。中国国家観光データセンターは、観光業の就業者数が全就業者数の10.2%を占めるとしている。