華為公司の田涛顧問も、「今後少なくとも10年から15年の間に、従来の職業の多くは消えてしまうと予測する専門家もいる。役者や家政婦などの職業も、60%は機械が代行するという予想もある」と指摘した。
AIが人間の仕事に取って代わる風潮について、三全集団の陳沢民・董事長は、「すでにその時は来た」との見方を示し、次の通り話した。
三全集団について見ると、弊社はもともと製造業を営み、2万人を超える従業員が、湯園(団子)や水餃子を手作りしていた。今では、毎日製造している3500トン分の湯園と水餃子はすべて、ロボットの手によるものだ。昔は、湯園は1つずつ作り、4つずつまとめるという作業を続けて、1日400トン完成するのがせいぜいだった。数万トンが入る冷凍室には、人間は1人としておらず、無人運転による運搬車が製品を運んで行き来している。すべてがコンピュータ操作で行われている。
華為公司の田涛顧問は、「10年後、あるいは20年後、それとももう少し後の時代には、人間社会のうち約70%の人々は、生まれてから死ぬまで、一生仕事に就く機会が全くないという時代が来るかもしれない」と予想した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月6日