海信電器股フェン有限公司の胡剣涌総経理は先ごろ開かれた「2015テレビと未来の年度報告」発表会で、2015年の世界テレビ市場は構造が変化したと指摘。日系ブランドの勢いが弱まった一方で、中国ブランドが急成長し、「中日韓」の三者鼎立から「中韓」の対決にシフトしつつあるという。
胡剣涌氏によると、中国ブランドのスマートテレビの操作と双方向サービスへの取り組みは外国ブランドを遥かに上回る。すでに数社の中国企業についてスマートテレビの利用者数が1000万を超え、お茶の間経済のメリットを先行して享受している。
国内の店頭でのテレビ販売台数については、中国ブランドがトップを維持。中怡康の統計によると、2015年の海信液晶テレビの小売販売台数と売上高のシェアはそれぞれ16.71%、16.51%といずれも首位で、2位を2ポイント以上上回った。海信の液晶テレビは13年連続で業界首位を維持している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月28日