24日午前、ボアオ・アジアフォーラム2016年度年次総会が海南省博鰲で開幕した。国務院の李克強総理は、開幕式において、「活力みなぎるアジアの前景を共に描く」をテーマに基調講演を行った。京華時報が伝えた。
○アジアの発展について:「一部の些細な摩擦や対立に煩うなかれ」
「アジアの新しい未来:新しい活力と新しいビジョン」をテーマとする今年のアジア・ボアオフォーラム。李総理は、アジアの発展現状に焦点を当て、「アジアの発展は、まだ不十分かつアンバランスであるという問題が依然存在する」と指摘した。
また、李総理は、「2回にわたる金融危機の洗礼を受けたアジアは、もはや以前のアジアではなくなった」と強調、アジアを信頼するに足る十分な理由があるとの見方を示した。
さらに、李総理は講演において、アジアの発展と協力に対する考え方を共有し、「お互いが仲睦まじいところにはどこでも、豊かな生活がある」との見解を示した。戦後のアジア発展プロセスと経験は、我々に、「どんな発展段階にあるにもかかわらず、アジアは好ましい友好関係を堅持しなければならない。一部の些細な摩擦や対立に煩ってはならない。対話と協力こそが極めて貴重なキーポイントとなる」ことを教えてくれた。