日本「時事通信」の報道によると、日本企業が2015年度に海外で実施したM&A(合併・買収)は件数、金額ともに14年度を上回り、過去最高を記録した。M&A助言会社のレコフの調査で明らかになった。M&A件数は前年度比6.9%増の591件、総額は2.8%増の8兆1939億円。日本の国内需要が低迷するなか、保険分野を中心に、買収を通じで海外市場を開拓する案件が目立っている。
金額で上位10位にランクインした海外M&Aのうち、保険会社が関わっている案件が約半数に達した。東京海上ホールディングスの米国企業買収(9413億円)、三井住友海上火災保険の英国企業買収(6420億円)、明治安田生命保険の米国企業買収(6283億円)はいずれも巨額買収案件となった。
多くの日本企業はM&Aを成長戦略の柱と位置付けている。国内外のM&A件数は今後も増加傾向にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月8日