注目すべきは、今年取引されたプロジェクトには版権の売買が少なくないこと、出品者が例年より12.5%多かったことで、中国の映画産業で版権の意識が徐々に確立されてきたことがわかる。今回の取引調印式をみると、「バツイチは恋のはじまり」の中国語版の版権、小説「あなたの世界から出ていく」の中の1篇「生きた小エビ愛情」の映画化の版権をめぐる協力などがあり、「永遠に消えない電波」リメーク版の計画も発表された。
電影市場の重要なコンテンツとして、今年はプロジェクトベンチャーユニットによる若い映画関係者の育成の働きが引き続き強化され、ベンチャー投資の件数は過去最高を更新し、プラットフォームが受け付けたプロジェクトは674件に上り、前年比48%増加した。電影市場の産業対話活動や特別活動がより多様化し、今年は26の活動が行われた。内容をみると、バーチャルリアリティなどの新技術がプロジェクトの立ち上げ、撮影、編集作業から鑑賞体験まで、映画産業のあらゆる方面に深い影響を与えていることがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月22日