日銀政策はいかに人民元に飛び火したのか?

日銀政策はいかに人民元に飛び火したのか?。

タグ: 日銀政策

発信時間: 2016-05-12 18:09:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日銀の通貨政策の動きの一つ一つが最近、市場の関心を集めるようになっている。日銀の動きの影響が、日本自らの経済発展だけでなく、その他の通貨さらには国際市場にも及ぶと考えられているためだ。国際商報が伝えた。

日銀は4月28日、大方の予想を裏切り、緩和政策を発表しない「不動」という手を選んだ。その結果、人民元の対ドルレート仲値は同日、117bp(ベーシスポイント)もの大幅な引き下げとなったが、オンショアとオフショアの人民元対ドルスポットレートは逆にいずれも100bpを超える大幅な上昇となった。

仲値が大幅に引き下げられた一方で、人民元の対ドルスポットレートがこれほど大きく上昇するという状況は非常に珍しい。この動きは果たして日銀の通貨政策と関係しているのだろうか。国際化の道をひた走る人民元は今後、このような「国際化リスク」により多く直面していくことになるのだろうか。

▽日本円の変動が人民元に飛び火

投資コンサルタント会社「中投顧問」のマクロ経済研究員を務める白朋鳴氏は国際商報記者に対し、人民元レートの形成メカニズムではバスケット内通貨が参考となり、ドルやユーロ、日本円などの主要通貨の動きは人民元レートに一定の影響を与えていると指摘した。円レートの変動は人民元レートの変動を引き起こす。人民元レートへの円レート変動の影響は、直接的に伝わってくるだけでなく、円がドルに与える影響からも間接的に伝わってくる。

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