記者が14日、中国地質大学付属高校を卒業した張嘉キ(キは「王」の右に「奇」)さんに連絡を取ったところ、返信には「今、鬼怒川を出るところ。電車で東京に移動して、午後は秋葉原、夜は浅草寺に行きます」とあり、友人達と卒業旅行を楽しんでいるところだった。中国では大学受験シーズンが終わり、卒業生達は「人生で一番楽しい休日」を迎えている。卒業旅行を選ぶ人が多く、学生旅行市場が熱を帯びてきた。「工人日報」が伝えた。
このほど卒業生を送り出したばかりの高3担任の董さんは、「ストレスを軽減するため、大学受験に先立ってクラスの生徒達に『夢のリスト』を書かせた。すると全生徒がリストに卒業旅行の計画を書いてきた。卒業生達は今、旅路にある者もいれば、旅を計画中の者もいる。微信(Wechat)のソーシャル機能『モーメンツ』には生徒達から送られてきた旅行の写真でいっぱいだ」と話す。「生徒達の旅行の写真にはいつも『いいね!』を返している。たくさんの本を読み、いろんな場所に行くこと、安全でふさわしいタイミングに行く旅行は学生達の視界を広げ、経験を豊かにしてくれる」という。