2016年G20ビジネスサミット(B20サミット)組織委員会は、16日に北京で開かれた初の記者会見で、次の情報を発表した。B20サミットは9月3−4日に杭州市で開かれる。習近平国家主席およびG20加盟国の首脳が出席し、国際ビジネス界の数百人のリーダーと交流し、世界経済の成長に向け協議する。
記者会見で発表された情報によると、B20はG20枠組み内のビジネス界を中心とする活動で、各国政府が国際金融危機に対応するため設立した重要な世界的ビジネス協力枠組みだ。B20はすでに一連の活動を展開しているが、うち最も注目を集める「見せ場」となるのは、9月上旬に開かれるサミットだ。B20の最も中心的な取り組み内容は、世界各国のビジネス界の提案をまとめ、協議を重ねた上で「B20政策提案報告書」を作成し、G20サミットに提出することで、G20各国の関連政策の制定に向け力強く提案することだ。
2016年B20組織委員会の尹宗華副主任が記者会見で発表した情報によると、今年のB20作業チームはG20の議題をめぐり、「金融で成長を促進」「貿易投資」「インフラ」「中小企業の発展」「雇用」「汚職撲滅」という6大議題を設定し、5つの作業チームを発足した。うち中国人寿集団の繆建民総裁、中国中化集団公司の寧高寧董事長、中国機械集団有限公司の任洪斌董事長、アリババ・グループの馬雲会長、百度の李彦宏董事長が各作業チームの議長となる。リオ・ティント、ロシア対外貿易銀行、スタンダードチャータード銀行、ボストン・コンサルティングなど世界トップクラスの企業のCEOらも、作業チーム共同議長のリストに名を連ねている。B20組織委員会事務局企業チームの劉振華チーム長によると、G20各国の経営者とビジネス界関係者は、9月上旬のB20サミットの出席に意欲を示している。組織委員会は基準と需要に基づき選考中で、サミットに向け計画を立てている。