韓国「朝鮮日報」ウェブサイトは6月21日、「経済減速する中国が二兎を追う」と題した評論を掲載した。北京から自動車で南東へ2.5時間行ったところに中国最大の製鉄産業の都市、唐山がある。しかし平日の唐山は格別に寒々としている。市の中心には建造中止の建物も多く、大型製鉄高炉も稼働が止まっている。唐山は、中国が実施する製造業の構造調整を象徴している。
同時期、深圳市の華強北創業センターにあるわずか7~10平米のオフィスでは、研究開発に勤しむ創業者たちで埋まっていた。李秋華氏はスマホで操作できる個人向け飲酒測定器を開発している。「周りの友人たちの半分以上が勤め人にならず、自分の事業を創業しているのに刺激を受けました。だから3年前にセンサー器の会社を辞め、8人の同僚と会社を設立しました」と彼は言う。中国のシリコンバレーと呼ばれる中関村では、新しい企業2万4千社のうち半分近い1万1千社が昨年創業された。