シンガポール金融管理局は22日、今年6月より人民元建て金融投資を正式な外貨準備に含めると発表した。
同局は2012年より、中国の適格外国機関投資家(QFII)制度とインターバンク債券市場スキームを通じて人民元建て金融投資を行い、投資構造の多元化を図ってきた。これらの投資は同局の海外資産の一部だが、これまでは正式な外貨準備に含んでいなかった。
同局の羅恵燕副局長は、「人民元は国際社会から承認を集めている。人民元建て金融投資をシンガポールの正式な外貨準備に組み入れるのは、非常に時宜にかなった措置だ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月23日