中国商務部合作司は15日、2016年1-5月の中国対外投資協力に関する状況説明を行った。
2016年1-5月の中国国内投資家による、151の国と地域の海外企業4136社を対象とした非金融分野の直接投資額は4792億6000万元(735億2000万米ドル相当、前年同期比61.9%増)に上った。海外企業から受注したプロジェクトの新規契約額は4921億元(754億9000万米ドル相当)で、前年同期に比べて11.7%増加した。5月末時点で、海外でプロジェクトに従事する中国人労働者は98万7000人に上る。
商務部合作司の責任者は、当期の中国対外投資協力について、下記の特徴を指摘する。
■対外投資について
前年同期比で大幅成長が続いているが、5月単月の投資額は前月比で32.8%減少した。投資先は、主に香港、ASEAN、EU、オーストラリア、米国、ロシア、日本の7つの主要経済国・地域。投資額は591億米ドルに上り、当期の中国対外直接投資総額の80.4%を占める。