人民銀によれば、目下の中国経済は中高速成長を維持する見込みで、国際競争力は依然として強く、国際収支は黒字を保ち、外貨準備にはゆとりがあり、財政状況は好調で、金融システムは安定している。中国には元レートの値下がりによって貿易の競争力を高めようという意図はなく、中国経済の基本的側面が元に長期的値下がりの土台がないことを決定づけているという。
また同責任者は、「中国はレートの市場化改革を揺るぎなく推進し、レート形成メカニズムにおける市場の決定的な役割をさらに発揮させる。元レートは市場の需給を基礎とし、バスケット通貨のレートを参考にして調節を行うレート形成メカニズムによって引き続き秩序をもって運営され、合理的でバランスの取れた水準で基本的な安定が保たれる見込みだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月1日