双方の経済・貿易協力の促進は、ポーランド大統領による2015年の訪中が契機となった。「オンライン交易会」と呼ばれるグローバルオンライン商談会が華沙網貿館の開設につながり、そのオンラインプラットフォームは今年4月から利用されている。中国・ポーランド越境電子商取引産業パークの建設は「両国ダブルパーク」方式で進められ、大龍網が華沙に新築した「海外倉」も正式に運営を開始。双方の事業者が本国のショールームでリアルタイムに商品サンプルを確認することが可能となり、「オフラインで商品をみてオンラインで注文する」ため効率的で利便性も高まる。
ポーランド貿易協会のイェジ・リマネク会長は、新しい商業モデルが双方の相互利益に新たな可能性をもたらしたとの見方を示した。「ウイン・ウインは『一帯一路』のエッセンスだ。『網貿館+海外倉』は欧州の先端製造業をもとに成り立つ食品、飲料、贅沢品などポーランドの優位産業をより早く中国の消費者に認知してもらい、中国という世界最大の市場への参入も加速させる」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月5日