習近平主席、国有企業の高度化について重要指示
習近平主席、国有企業の高度化について重要指示。
タグ： 中国企業
中国の習近平主席は4日に北京で開かれた全国国有企業改革座談会に向け、重要な指示を出した。「国有企業は国家の総合力を高め、国民の共同利益を確保するための重要な力であり、正々堂々として、強く、優秀で、大きな存在であるべきだ。また、活力と影響力、リスク抵抗力を増強し、国有資産の価値の維持・拡大を実現する必要がある」との見解を示した。具体的には、◇国有企業改革の深化、制度革新、現代企業制度の構築、国有企業の人材の積極性・主体性・創造性・活力の喚起に取り組む。◇「革新、協調、グリーン、開放、共有」という発展理念に基づき、構造調整・革新的発展・仕組みの改善を進め、供給側の構造改革における国有企業の役割を果たす。◇監督管理を強化し、国有資産の流失を防ぐ。◇共産党による国有企業の指導を強化し、党組織の政治的な役割を充分に発揮する。◇党と政府は国有企業を厳しく管理し、国有経済の発展を推進。国有企業改革への指導を強化し、改革の重要分野と要の部分で早期に成果を上げる。――などの点に注力すべきとしている。
李克強総理も、「国有企業は長期に渡り、経済社会の発展を推進し、国力向上に寄与してきた。これからは新常態・新情勢に向き合い、国務院の政策を徹底、新たな発展理念を確立し、国有企業改革を推進。現代企業制度の構築と企業統治の枠組み整備を推進し、市場規律を遵守。スリム化・健全化・質と効率の向上、老朽化した過剰生産設備の削減などに取り組み、供給側の構造改革を推進すべき」と指示した。また、「世界のIT革命と産業革命のチャンスを逃さず、イノベーション主導型の発展戦略を実行。新経済の発展を促し、『インターネット＋』と『大衆創業・万衆創新』戦略を拠り所に、企業家精神と『匠の精神』を醸成。技術・製品・サービスの革新を継続し、主力事業の核心競争力を向上、伝統産業のモデル転換と高度化を図る必要がある」と指摘。「重点分野を優先し、秩序正しく、能力に応じ、リスクを抑えて、着実に『外資導入』と『海外進出』を推進する。各地区、各部門は制度上の問題解決に注力し、監督管理制度を整備、国有企業改革に向け良好な環境整備を進めるべき」との考えを示した。
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