ロシアの貿易会社の責任者によると、中国人客は2017−18年、モスクワ・サンクトペテルブルクの高級品小売業者の売上3割を占めると予想した。ロシア・スプートニクが11日に伝えた。
モスクワ中央百貨店、サンクトペテルブルクDLT百貨店の代表者によると、中国人消費者の売上に占める割合は今年、モスクワで5%、サンクトペテルブルクで約20%に達した。1−2年後には、この割合は30%に上昇するという。モスクワ中央百貨店、サンクトペテルブルクDLT百貨店の中国人客は今年、昨年の2.5倍に増加した。購入量は昨年の3倍。
モスクワとサンクトペテルブルクの高級品店は中国人客を集めるため、中国語の案内板を設置し、さらに中国語・英語・ロシア語ができる中国人を販売担当者として配置した。販売担当者がつくと、中国人客の消費額と商品購入量が倍増した。モスクワ中央百貨店、サンクトペテルブルクDLT百貨店の平均消費額は、500−600ドルに増えた。
ロシアの観光協会の統計データによると、中国人客の2015年のロシアでの消費額は8−10億ドルに達し、ショッピングが旅行の支出に占める割合が約6割に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月12日