人民元対ドル基準値、3日連続で元高進行

人民元対ドル基準値、3日連続で元高進行。

タグ: 人民元対ドル基準値,元高進行,人民元,国際通貨基金

発信時間: 2016-08-18 14:47:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

人民元対ドル基準値は今週に入り3日連続で元高を示しており、累計487ベーシスポイントの元高となった。市場の緊迫感が、解消されつつある。市場関係者は、外国為替市場の供給の基本的なバランスを維持し、人民元レートを安定的に推移させるという監督管理層の意図が明らかであり、人民元レートが安定期に入ると期待している。

人民元対ドル基準値は昨日、1ドル=6.6056元をつけ、前日より249ベーシスポイントの元高となった。オンショア・オフショア先物市場において、人民元対ドルレートは1ドル=6.62元で始まり、取引中にやや数値を落とした。16時30分には、オンショア・オフショア共に1ドル=6.63元前後をつけ、小幅の元高となった。

為替トレーダーは「オーバーナイトの米ドル指数が低下し、人民元対ドル基準値で大幅な元高となった。しかしその後の市場の動向を見ると、人民元が圧力を受け、やや元安に振れた」と話した。

このトレーダーによると、米連邦準備理事会が北京時間17日夜に、7月の米連邦公開市場委員会の議事要旨を発表するが、市場の観点が分かれていることから、ドル指数の動向の予測が困難になっているという。

今週に入り元安が進行した原因について、中国資本銀行の仲買人は「大幅な元高は、米ドル指数の低下の影響以外に、ドル以外の通貨の上昇によるものだ」と分析した。

この仲買人は「米ドル指数の小幅低下が続き、中国中央銀行の安定維持の圧力が弱まった。しかしクロス取引では外貨獲得の傾向が強い。また利益を確定しポジションを決済する需要もある」と述べた。

ドル安の原因は、連邦準備理事会の利上げが延期されるという観測だ。ブルームバーグのデータによると、連邦準備理事会の利上げのタイミングは、9月が18%、11月が20.7%、12月が37.9%の確率となっている。市場の利上げ観測にはこの2週間内に大きな変化が生じておらず、短期間内の利上げはないとするムードが濃厚だ。

シティバンクの外為アナリストは「英国のEU離脱より元安が進行したが、この流れは短期間内に一服しそうだ。中央銀行はG20サミット開催前、10月1日に人民元が国際通貨基金の特別引き出し権(SDR)の構成通貨となるまで、人民元の安定を維持する必要がある」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月18日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。