中国の崔天凱駐米大使は20日「G20制度の発足から現在まで、中米は制度内で多くの調整と協力を行なってきた。世界は中米両国が引き続きリーダーシップと建設的役割を発揮し、G20杭州サミットの申し分のない成功を促すことを期待している」と表明した。新華社が伝えた。
崔大使は中国語メディアの共同インタビューに「杭州サミットの議事日程について、中国は各構成国の意見を十分に聞き、全ての構成国と世界の重点的関心をまとめた。世界経済の状況が依然として不確定で、成長が力強い原動力を欠く中、中米両国は一層の役割を発揮し、サミットの建設的成果を共同で後押しする必要がある。両国はこれについて道義上避けられない責任があり、良い意思疎通をし続けてもいる」と述べた。
サミット期間、習近平国家主席がオバマ大統領と会談することを、国際社会は非常に注視している。これについて崔大使は「過去数年間、中米の最高指導者は戦略対話を重ねた。これらはいずれも積極的かつ重要な影響を与え、両国の関係発展、協力の拡大、溝の管理・コントロールに力強い指導的役割を果たした。今回の会談もそうなることを信じている」「中米首脳の新たな会談が両国の戦略面の相互信頼を強化し、協力拡大の方向性を示し、溝の管理・コントロールを政治的に指導することを期待する」と述べた。