11回目となる主要20カ国・地域(G20)首脳会合が4日、中国・杭州で開幕した。
今サミットのテーマである「革新、活力、連動、包摂の世界経済の構築」をめぐって各国が如何に議論を展開し、対策を講じるかに世界のメディアが注目している。
カナダの仏語紙「ラ・プレス」は、同国のジャスティン・トルドー首相が、議長国として中国が組んだ今会議の議事日程を高く評価したと報じた。今回の議題はG20参加国による協力を促進し、世界経済を革新的で連携力と包容力のある方向へと成長を推進するものだと評価。その上で、G20の協力体制は、力強く持続可能な包容力のある世界経済の成長を推進し得るものと確信していると伝えた。
同国のメディアは、「中国は巨大市場であり、世界経済の運営をリードする役割を発揮しており、世界の経済体制における地位も向上し続けている」との見方を示した。
今サミットは中国にとって国力を世界に示す場であり、中国が世界の主要国と調和をとる責任を担える大国であることを十分に証明し得る場でもある。