『人民日報』9月5日掲載の論説:「中国プロセス」が世界により多くのチャンスをもたらす--中国の習近平国家主席による20カ国・地域(G20)ビジネスサミット(B20)基調講演
G20ビジネスサミットの開幕式で習近平国家主席は、「4つのプロセス」、「5つの新たな起点」という言葉を使って、中国の過去に関する述懐と未来への注釈を世界に向けて行い、新たな歴史のスタート地点で中国の発展を促進する努力の方向性と実現の手法を詳しく述べた。これは全世界へ、中国発展の先行きが次第に良好となるのは間違いなく、世界に対する貢献も必ず大きくなっていくとの見通しを示している。
人口13億人を超える大国が現代化を実現するまでの道のりは、人類の歴史上かつて通ったことのない壮麗で長いものだった。習近平国家主席は過去数十年にわたる「中国プロセス」を振り返り、それが前進模索のプロセス、着実な仕事のプロセス、共同富裕のプロセス、中国の世界進出と世界からの中国参入のプロセスだったと説明。改革開放を実施して以降、中国では6億人超が貧困から脱し、国連のミレニアム開発目標(MDGs)の実現に多大な貢献を果たしたと述べている。2011年から2015年にかけて中国の経済成長率は年平均7.3%で、毎年の成長分が中進国1つの経済規模に相当。世界経済の成長に対する貢献率は25%に達し、世界経済成長の重要な原動力となった。こうした事実は、中国が中・高速成長を保つことは自国に必要なだけでなく、世界各国の人々にも恩恵をもらたすことを証明している。