国際通貨基金(IMF)のアルフレッド・シプキ駐中国首席代表は26日、「中国経済の構造改革は顕著な成果を上げており、多くの分野で進展がみられる。その動きは世界の主要な経済国で突出している」と指摘した。
シプキ代表は「IMFの中国経済に関する最新のモニタリングリポートによると、中国の新たな五カ年計画は正確な目標を策定し、金融政策、財政政策、都市化などに関する改革に大きな進展がみられた。過剰生産能力の削減、国有企業改革などでも本質的な対策が採られた」と述べた。
「構造改革については、中国のグローバルな動きが抜きんでていた」と指摘。シプキ代表は、「世界的に見て、中国経済の世界での重要性はますます高まっている。中国経済は成長がやや鈍化しているものの、GDP総額は増加し続けているため、世界の経済成長への寄与度は依然として大きい」と強調した。