2016年版「アジアブランド500強」ランキングが、26日に香港で発表された。20カ国・地域の500ブランドが入選し、中国国家電網が3位になった。
中国国家電網を除く今年のトップ10は、ソニー、トヨタ、中国工商銀行、サムスン、テンセント、ファーウェイ、中国人寿、パナソニック、LGの順。中国、日本、韓国からの入選が多かった。
中国(香港・マカオ・台湾を含む)からは今年207のブランドが入選し、昨年より3つ増加し、全体の41.4%を占め1位となった。中国からは5つのブランドがトップ10入りし、前年比で1つ増えた。
入選した中国ブランドのうち大陸部は139。うち新華社傘下の『参考消息』は引き続きアジア新聞業10大ブランドの首位に輝やき、週刊誌『瞭望』、『半月談』もアジアブランドトップ500強の栄えある称号を獲得した。
今年発表されたアジア人消費者の「国民ブランド・ロイヤルティ」に関する調査結果によると、日本人消費者が63%と最も高かった。2位の韓国は40%、3位の中国は3ポイント上昇の39%。
雑誌『世界企業家』の丁海森編集長は「欧米の有名ブランドの多くに創業者の名がつけられている。これは自信、信頼、伝統を示している。将来的にアジアでも中国でも、ファミリーブランドの構築が重視される。ファミリーブランドはブランドを見えやすく、連想しやすくし、総合的な効果を最大限に発揮する」と指摘した。
同ランキングは世界ブランド実験室(World Brand Lab)と世界経理人集団(World Executive Group)が共同作成・発表。ランキングの評価基準には、ブランドの市場開拓、市場シェア、収益力などが含まれる。前者は世界トップクラスのブランド評価機関で、ハーバード大学、イェール大学、マサチューセッツ工科大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学など、世界の有名大学から専門家と顧問を招聘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月06日