青島~栄成高速鉄道が開通、一番列車に乗車し喜ぶ乗客
中国鉄路総公司によると、年内に34路線の高速鉄道が相次いで開通する見通しで、路線距離は2000キロに上るもようだ。人民日報系の「人民網財経」の取材で分かった。開通予定の鉄道の大半は西部にあり、開通すればこの地域の鉄道の営業距離は5.02万キロメートルに達するという。
昨日16日には、山東省の青島~栄成を結ぶ省内初となる都市間鉄道が開通したばかりだ。同省の済南市鉄道局の責任者によると、青島~栄成高速鉄道の路線距離は302.757キロ、起点は青島北駅で、煙台や威海など14駅を経由して終点の威海栄成に至る。当初の営業時速は200キロで、一番速い列車の場合、青島から煙台までの所要時間は約1時間15分と、従来の4時間半から大幅に短縮される。これにより、青島、煙台、威海、栄成という省内主要都市の時間距離が短くなり、青島を中心とする「1時間交通圏」が実現されることで、山東半島一円がほどなく同じ生活圏域になるという。