2016年9月末時点で、中国本土からの海外旅行客数は延べ1億人を上回った。中国人海外旅行客数が3四半期合計で1億人を突破したのはこれが初めて。米フォーブスが報じた。
中国海外旅行情報の専門研究機関「中国出境旅遊研究所」の最新リポートによると、2016年1-9月の中国人海外旅行客数は延べ1億150万人だった。うち、5170万人が中華圏(香港、マカオ、台湾地区)以外、4980万人が中華圏内を旅行した。中国人旅行客数は前年同期比で3.3%増加。うち、中華圏でのシェアは6.2%減少したが、その他の世界各国に向かう旅行者数は14.5%増の高成長となった。
訪問先別では、韓国、日本の人気が依然として高い。「中国出境旅遊研究所」によれば、米国の人気も高く、2016年第3四半期に米国を訪問した中国人観光客数は初めて100万人を突破した。このほか、予想外にベトナムも人気だ。南海諸島問題が未解決のなか、ベトナムを訪問した中国人観光客は前年同期比75%増の80万人に上った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月24日