21日、2017年「社会青書」発表・社会情勢報告会が開催され、騰訊(テンセント)インターネット・社会研究センターの王暁氷・研究総監督官が、SNS年度利用報告状況を発表した。中国新聞網が伝えた。
報告の概要は以下の通り。
SNSを最も早く使い始めたのは「70後(1970年代生まれ)」だが、その後すぐに、ネットワークの主流ユーザーである「80後(1980年代生まれ)」に追い越された。「50後(1950年代生まれ)」や「60後(1960年代生まれ)」は、かなり遅れてSNSを利用するようになった。彼らの多くは、自分の子供に教えてもらいながらSNSを使い始めた。
SNSの利用によって、高齢者や子供が、オフラインで他者と交流する機会が増えるようになった。SNSを使い始めてから、「オフラインで他者と交流する機会が増えた」あるいは「ほとんど変わらない」と答えた高齢者・子供は、全体の3分の2を上回り、「オフラインでの交流が減った」と答えた人の割合はわずか2%前後にとどまった。
SNSは、高齢者のツールとしては、それほど普及していない。オンラインショッピングを活用する、ネット上で人間関係を広げる、ネット上でビジネスチャンスを増やすなどのケースは、高齢者にとって非常に少ない。彼らがネットワークを利用する主な目的は、外部世界の変化(たとえば各種情報、特にニュース)を知るためだ。だが、「情報の真偽を識別する能力に不足している」高齢者は、全体の3分の2に上る。したがって、SNSで拡散されるネット上のデマをどのように管理すべきかは、かなり重要な問題となっている。