海外メディアによると、日銀が12月26日に発表した会議の議事録において、同行が引き続き長期金利を低水準で維持し、インフレ率の上昇を目指すとしている。日銀総裁の黒田東彦氏は同日、9月に日銀が行った国債利回り抑制政策が予想通りの効果を発揮していると述べている。
日銀が発表した10月31日から11月1日までの会議の議事録によると、日本国債利回り曲線は順調に推移しており、長期国債利回りは低水準を維持すると見込まれ、日銀の国債利回り曲線抑制政策は効果を発揮していると、同行通貨政策委員会の委員が発言している。日銀は12月20日、短期金利をマイナス0.1%で維持。10年物国債利回りの目標を0%前後に維持した。さらに、毎年の金融機関から買う80兆円の円資産の額も維持された。日銀の短観も上向きの評価をした。とはいえ、日銀がかかげたインフレ率2%目標の実現は遅れているままだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月18日