現在多くの中国資本がイスラエルに向かっている。これまで中国のM&Aはドイツが中心だったが、現在その矛先はイスラエルに向けられている。またイスラエルも中国資本への開放度を強めている。イスラエルリスク投資研究センターのデータによると、2016年中国のベンチャーファンドのイスラエル向け投資額は累計で18%増の10億ドルに達している。
中国のハイテク大企業も中国市場とイスラエルの技術の結びつきの可能性を見て取る。百度やアリババ、小米などがイスラエルのベンチャーファンドに投資を行っている。特に注目を集めている分野は医療設備、機械認識、AI、VR、AR技術などである。
イスラエルは、ドイツの慎重姿勢と異なり中国資本の受け入れ度が大きい。中国資本を導くために、同国政府は関連する政策規定を公表。投資の過程における損失のうち10~15%(最高1500万ドル)を中国企業に補填するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月18日