17日に開かれた全国地震局長会議で発表された情報によると、1基目となる中国が独自に開発・製造した電磁観測試験衛星が今年中に打ち上げとその運用が始まることが明らかになった。中国は領土全体及び世界の3次元地球物理場動的観測能力を手にし、軌道上を運行する複数の装置を持つ高精度地震観測試験衛星を持つ国になる。光明日報が伝えた。
中国地震局の責任者は同会議で「電磁観測試験衛星は、中国の立体地震観測システムの初の宇宙プラットフォームだ。宇宙からの地球観測の広視野・全天候の長所を発揮し、世界の電磁場、電離層などのプラズマ、高エネルギー粒子の観測データを手にし、地球システム、特に電離層とその他の層の相互作用と効果を研究することができる。中国及び周辺諸国の電離層の動的・リアルタイム観測と地震の予兆の追跡を可能にし、地震予測の新たな手段を切り開く」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月18日