3.今後の成長余地は非常に大きい
「2016年は中国経済の成長率が6.7%に達し、第13次5カ年計画の初年度は順調な滑り出しとなった。今後も経済が安定しつつ上向く流れを続かせるためには、各種の基礎作業を着実に行うと同時に、経済成長の潜在力を探る必要があり、なかでも消費は最も重要になる」。趙錫軍氏は現在の消費市場について、規模が安定的に拡大し、構造の高度化も加速しており、GDP成長に対する消費の貢献率がますます高まっていると分析。こうしたトレンドは経済成長の非常に大きなエンジンとなり、このエンジンもさらに大きくなる余地があると予想した。
専門家は、中国のGDP成長に対する消費の貢献率について、2016年は最終消費支出の対GDP成長貢献率が64.6%で、2015年に比べ4.9ポイント、2014年に比べ15.8ポイント高かったと指摘。消費の対GDP成長貢献率は次第に高まり、中国の水準は世界平均をすでに超えたが、先進国とはまだ差があるため、これが将来的な中国経済の巨大な成長潜在力になると説明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月4日