今年6月、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)がA株をグローバル新興国株指数に組み込むかどうかについて4回目の決定を行い、これはA株市場の発展に重要な影響を与える決定となった。方副会長は、「新興市場の株指数はどれも、中国株を組み込まなければ完全とはいえない。証監会は今年A株がMSCIの指数に組み込まれるかどうかは判断できない。だが組み込まれるかどうかにかかわりなく、A株市場の、さらには中国の資本市場全体の市場化、法治化、国際化という改革の方向性は変わることがない。改革開放のリズムもMSCIがA株を指数に組み込むかどうかで変わることはない」と話す。
証監会の劉士余会長の説明によると、「証監会は資本市場の一連の基礎的な制度を整備し、実体経済の発展を力強く支援してきた。2016年には企業248社が新規株式公開(IPO)を達成し、資金1630億元(1元は約16.4円)あまりを調達した。上場企業が16年に資金の再調達で集めた資金は1兆3400億元を超え、合併買収(M&A)と再編によって上場企業の資本は9800億元あまり増加した。また中国最大の株式店頭取引市場『新三板』での資金調達額は1391億元を超えた。こうした『純金やプラチナのような貴重な資金』が実体経済の発展を確実に力強く支えている」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年2月28日