大学生の平均消費水準と資産運用方法はどのようなものだろうか。高等教育の情報サービス企業・麦可思がこのほど行った「麦可思2016年大学生消費観・資産運用観調査」によると、現役の大学生の1ヶ月間の平均消費額は1212元(約1万9981円)で、回答した学生のうち41%が「生活費で日常に必要なことはまかなえ、しかも余裕がある」と答えた。「北京日報」が伝えた。
現役大学生の月平均消費額は1212元(学費、家と大学の間の交通費は含まない)。生活費は主に家庭から出ており、94%が「両親または親戚から」だった。次は「アルバイトで」の30%。1212元の使い道をみると、トップは「食べること」で、おやつ、飲料、栄養食品など食事以外の飲食が58%で最大の支出項目となっている。男子学生の主な支出は社交・娯楽(51%)、食事以外の飲食(50%)、イメージ消費(38%)。女子学生は食事以外の飲食(64%)、イメージ消費(62%)、社交・娯楽(43%)が多かった。男子学生は通信・インターネット接続費用に消費する割合が31%で女子学生より7ポイント高く、デジタル電子製品も16%で11ポイント高かった。またイメージ消費は男子学生が38%で女子学生の62%を24ポイントも下回った。
回答した学生のうち、41%が「生活費で日常に必要なことはまかなえ、しかも余裕がある」と答え、30%以上が「収入が支出に追いつかなかったことがある」と答えた。また24%が「時々生活費が足りなくなる」、8%が「いつも生活費が足りない」と答えた。大学生の生活費不足の原因として、家庭の経済事情などで十分な生活費がもらえないことや学生の生活費の使い方に計画性がないことが考えられる。