中国国家統計局が1日発表した2017年2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.6と、前月から0.3ポイント、前年同月から2.6ポイント上昇した。
同指数は5カ月連続で51上回り、製造業が堅調に推移していることが確認された。直近3年間では2016年11月と2014年7月に付けた51.7に次ぐ高水準となった。
国家統計局サービス業調査センターの上席アクチュアリー、趙慶河氏は、2月の製造業PMIについて次のように述べた。
「需要の回復を受け、生産活動が活発化している。製造業PMIを構成する各項目のうち、生産指数は53.7と前月を0.6ポイント、新規受注指数も53.0と前月を0.2ポイント上回った。また、国内外の需要が若干改善し、輸出・輸入とも回復基調が続いている。新規輸出受注指数と輸出指数はともに前月を0.5ポイント上回り、4カ月連続で上昇基調で推移。経済成長を牽引する設備製造業とハイテク製造業に引き続きが勢いがみられた」