胡潤研究院は7日、世界長者番付2017年版を発表した。マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツ氏の資産総額は810億ドルで、世界一の長者に輝いた。2位は「株の神」ことバフェット氏で、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏が初めてトップ5入りを果たした。中国一の長者である王健林氏と家族は、2017年度も大中華地区で首位を守り、世界ランキングでは順位を2つ上げ19位につけた。
同ランキングでは中国が再び見所になった。資産総額10億ドル以上の長者のうち、大中華地区は609人で2年連続1位、米国は552人で2位となった。胡潤(ルパート・フーゲワーフ)氏は「中国と米国は世界の10億ドル級長者の半数を有する」と述べた。都市別に見ると、北京は2年連続で10億ドル級長者数が最多の都市となった。2位はニューヨーク、3位は香港、4位は深セン。上位20都市のうち7都市が大中華区。
世界の業界別に見ると、宅配業と小売業の活躍が今年目立った。製造業と不動産業は振るわなかった。宅配業の人数は25%増で、今年最も活躍した業界となった。中でも中国が最も好調だった。宅配業の順豊エクスプレスが今年2月に上場に成功したことで、王衛氏(46)の資産総額が270億ドルにのぼり、王健林氏と馬雲氏に次ぐ中国大陸部で3番目の長者になった。中国国内の宅配大手各社、FedExなどの創業者の資産総額が急増した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月9日