エチオピアの首都アディスアベバでは、軽量軌道交通(ライトレール)がスタイリッシュでスピーディーに高層ビルの間を行き交っている。アディスアベバのこのライトレールは、サハラ砂漠以南のアフリカで最初の電動軽量軌道交通だ。全長34km、東西線と南北線の2路線が1日当たり16時間運行することで、現地の交通問題を大きく緩和した。中国中鉄が建設を請け負い、深圳地鉄集団が運営・管理サービスを提供。中国の鉄道技術スタンダードを全面的に採用し、2015年5月に開通した。
人口500万人を有するアビジャンは西アフリカ第2の大都市で、毎年数万人の移民が流入していたが、都市の一部では給水が確保されていなかった。今では一部の水不足は過去の歴史となった。中地集団が請け負うアビジャンの給水プロジェクト1期工事はコートジボワールの重大民生工事で、飲用水供給能力が1日当たり8万立方メートルに上り、アビジャン南部の住民200万人の飲用水問題を解決するには十分な規模となる。
アングラの首都ルアンダでは巨大な最先端居住区が都市の東南部にできている。広い道路、整然とした建物、汚水処理工場と水道水工場が設けられるこのプロジェクトは、中信建設が請け負ったキランバ・キャシ社会住宅プロジェクト。延床面積は331万㎡。現地メディアは、アングラの「中所得層のオアシス」と評価する。2012年10月に同プロジェクト1期工事が竣工した際、アングラのドス・サントス大統領は、アングラ再建という王冠の上で最も輝く真珠であり、アフリカ社会住宅プロジェクトのモデルになると述べた。