「たいまつ計劃」は中国ハイテク産業指針計画として1988年の実施以降、国家レベル科学技術パーク146カ所を建設し、中国が現在進める「大衆創業、万衆創新(大衆の創業とイノベーション)」を支えている。2016年4月にオーストラリアのターンブル首相が2016年4月に訪中した際、中国科学技術部(科技部)たいまつセンターとサウスウエールズ大学は「オーストラリアでのたいまつイノベーションパーク建設に関する覚書」を締結した。
サウスウエールズ大学との提携は、「たいまつプログラム」が多くの企業を伴って海外の大学と提携する初の事例だ。対象はグラフェンケーブル、環境保護フィルム、新エネルギー自動車、太陽光エネルギーなどのハイテク分野で、中国とオーストラリア両国の科学技術イノベーション交流の新たなプラットフォームとなる。
サウスウエールズ大学のジェイコブス学長は以前、オーストラリアと中国のイノベーション協力は機が熟し、両国がイノベーション成長戦略を打ち出すなか、パークの提携が両国の戦略的な連携を体現していると話した。