中国のインターネット・サービス大手テンセント・ホールディングス(騰訊)が、米電気自動車(EV)大手テスラの株式5%を17億8000万ドルで取得した。英メディアが30日伝えた。中国のインターネット企業による自動運転車及び関連サービス市場に対する最新投資となる。
テスラは新型セダン「モデル3」の開発に力を入れており、テンセントのバックアップを得た格好。28日のテスラの株価は前日比2.7%値上がりし、277.45ドルとなった。時価総額は米第2位の自動車メーカー・フォードに近づいている。
アナリストの間では、中国での車両販売や生産をテンセントが支援する可能性もあるとの見方が出ている。中国は世界最大の自動車市場である。 マスクCEOは28日、「テンセントを投資家兼アドバイザーとして迎えることをうれしく思う」と表明。「アドバイザー」の意味するところは明らかではないが、別の話では、中国からのモデル3の注文は「非常に少ない」と述べている。中国でのモデル3の発売は正式には発表されていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月1日